oita3448◆泰照神社(皆春)
【鎮座地】大分市皆春30 江藤酸素(株)敷地内
【旧社格】不明
【御祭神】不明
○泰照神社[たいしょうじんじゃ](皆春)
昔、六部(行脚僧)が殺害されたので、その恨みのために祟りがあり、「六部田で白蛇を見た人は必ず死ぬ」という語り伝えがありました。六部は大字皆春に属する土地で、現在では江藤酸素KKの敷地内となっています。天正14年(1586)島津軍の侵攻により、大友勢は各地で破れ、島津軍は、大野・直入の南郡衆に、大友より離れ島津軍に味方するよう謀略をめぐらし成功しました。大友義統は島津に内報した者を討つため、天正17年(1598)久住の山野城に朽網宗歴らを攻めました。
朽網宗歴らはお供5人と共に人目を避けるために六部姿に身をやつし佐賀関をめざし落ちていましたが、千歳下の六部田まで来たとき大友軍に見破られ、ついに切腹しました。この悲運なできごとが六部の怨念として残り、これまで祟りがありましたが、江藤酸素KKが泰照神社をお祀りするようになってからは、地域の人々に災難は無くなり、平穏な日々が続いていると言われております。
『桃園歴史マップ』(桃園史談会)より
↓下記マップはおおよその位置情報です。また、会社の敷地内ですのでくれぐれもご配慮ください。