徳浦天神

tsukumi1484◆徳浦天神
【鎮座地】大分県津久見市合ノ元町9-14
【旧社格】不明
【御祭神】不明

2024.06.30
当初、「徳浦神社」と「徳浦天神」が混同していました。整理して内容を更新しました。
『臼杵史談 第五巻』臼杵史談会 編(歴史図書社1979)
「第拾回舊蹟巡りの記(小笠原生)」より
……今回は昭和十六年四月二十七日、晴天、午前八時三十分海添坂本橋に集合
……畑峠を越え、葛畑を経て青江下浦方面を見学、午後津久見驛にて解散す。

○徳浦天神
徳浦にあり。大永年中の頃(第百四代後柏原天皇御宇の年号)六郎と云へる者、海中より神体を取揚げ、此所に祭ると云ふ。神体は石、村人産土の神となす。

 寛保元年(一七四一)に書かれた『臼陽寺社考』には、臼杵領内の寺社・神祠を列記しているが『伝説不詳。土人為産土神』と書かれているのが多い。ちなみに、津久見市内の神社を見ると、三七社の内二三社が天満神社で、祭神は菅原道真となっているが、『臼陽寺社考』によって、各神社の由緒をみると「伝説不詳」で、北野天満宮や太宰府天満宮を勧請した例は記されていない。むしろ、浦代天神や岩屋天神・徳浦天神などのように、海中より神体石を持ち帰ってまつったという例の方が多い。しかし、祭日を天神の縁日である二十五日と記してあるところからみると、当時すでに祭神は菅原道真とされていたと思われる。

『大分県史 民俗編』(1986/大分県総務部総務課編)より
Googleマップに写真の投稿があります。(とんあんつうこうさん他)

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