吉弘天神(大智寺境内)

oita3501◆吉弘天神
【鎮座地】大分県大分市金池町4丁目9-11(大智寺境内)
【旧社格】不明
【御祭神】吉弘一頓(と思われます)

国立国会図書館デジタルコレクション 『豊後大友物語』狭間久(大分合同新聞社/1973)より

「豊後国誌」の伝えるところだが、氏継ないし親世が、ザン言を信じて重臣の吉弘一頓を殺した。このため吉弘一頓の霊にたたられ、氏継または親世は死霊をなぐさめるため吉弘天神社をたてた。現在大分市大智寺境内に残る吉弘天神社がこれである……
引用:国立国会図書館デジタルコレクション 『豊後大友物語』狭間久(大分合同新聞社/1973)(15

 大智寺にお参りして、本堂を右に回ってみたら裏手のところに、高さ二メートルばかりの石造の社殿風のものがあった。……文献を調べてみたら、吉弘天神という、いわくのあるもだった。……明治になって神仏こんこう禁止のため、社殿をこわして神体だけを本堂内にかくしておいた。後に笠和町(現在の中央町)の笠和天神が新たに社殿を建立することになったので、笠和天神がそれまで使っていた石造の社殿を大智寺が買い取って寺の裏側に運び、この中に神体をおさめた。……
引用:『大分今昔(渡辺克己)』(オオイタデジタルブック)東新町かいわい「忘れられた神さま」

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